rainfiction

アマチュア映画監督 雨傘裕介の世に出ない日々です。

冲方式のある時 ない時

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タイトルは「ホッテントリメーカー」にて。
なんか・・・あれ?


創作熱が高まってきたのでいろいろと考えている。
いろいろ・・・だけどそれは小説のネタである。


いきなりパソコンに向かって京極夏彦氏のような作品が書けるわけがない。
インデザインで入稿データまで作りますが何か?と言えるわけがない。
かといって太宰治「右大臣実朝」のような美しく響き渡る文章に命を削ることが
出来るわけがない。


そんな状況にあって最も唾棄すべき行為だと思っていた「HOWTO本」を
手に取るという行為に出る。
冲方丁ライトノベルの書き方講座」である。


うぶかた(変換できん)氏の著作を読んだことがないまま
あのアグレッシブでイカす「マルドゥック・スクランブル」を書いた人だ、
と認識し、ペラペラとめくってみたところ・・・。


おもろい。
正確に言うとだね。
手に取ったのは「冲方式 アニメ&マンガストーリー創作術」である。
その異様なまでのコミカライズされた文体とキャラクターに打ちのめされて
思わずレジに進んだというのが実態である。どうでもいいが。


冲方式〜」を読んだ後、「ライトノベルの書き方講座」を読んだわけ。


・・・尊敬した!


物書きとして生きる筆者の体験談と共に、必要とされる心構え、発想の基礎、
準備までが書かれている。これは方法を記した著作ではなく、あくまで
実例とそれにまつわるエピソードで構成された本なので、厳密には
「書き方」を学ぶ本ではない。
「書くこと」のハードルを下げ、自由なものとして認識させるための本。
そのために、こんなやり方を自分はしてきましたよ、って内容。


ほとんど同じ世代なのに、これは、がんばっていらっしゃるなあ、と
虎の子である私は生え揃わぬ牙を割り箸にあてがいながら読んだのである。
ああ、歯が痒い。つまりは仕事でありビジネスであり商業であり云々。


というわけで、早速アイディアに向かって潜行していく作業を開始。
と同時に、気まぐれにはてなへ移行。いろんなことができるのね。


「nastylodge」という屋号に恥じぬよう、馬鹿げたことが出来るといいですな。
はあ、早いとこプロットまで作らなきゃな。


近況。
PRプランナーの試験を受けてみようと思うが、書類の〆切が今週金曜日。
急げ俺。写真を早いところ撮れ。ああ、歯が痒い。